3、防災について~2017第三回定例会一般質問

2018年2月6日 23時51分 | カテゴリー: 活動報告

板橋区 ハザードマップ

3、防災について

このところ、日本のみならず、地球全体の気象が変わってきていることを感じます。

特に今年の夏は、7月に板橋区内でも雹が降り、ピンポイントで集中豪雨となり、
日本各地で水害が起きました。

茨城県常総市の水害から2年、無償提

板橋区の場合2

供する国家公務員宿舎や県営住宅などに
仮住まいする避難者は、8月末でまだ112人いるそうです。

今月末からは入居期限を迎え、転居を迫られることになるそうです。
水害からの復興は2年たってもまだ道半ばです。

さて、国土交通省 関東地方整備局より2016年5月30日に発表された資料の、「荒川水系荒川 洪水浸水想定区域図」(想定最大規模)を見てみると、
板橋区内の被害想定については、高島平など、だいたい環八より埼玉県寄り、
首都高速5号線より荒川側に浸水5~10mの色が広がっています。

そして、驚くのは、板橋区の浸水継続時間が、2週間以上となっていることです。

ハザードmapで、この地域が浸水の危険があることを知っている人は多いと思います。

しかし、想定最大規模とはいえ、
どのくらいの期間浸水する危険性があるかを知っている人は、
ほとんどいないのではないでしょうか。

そこでお伺いいたします。

  • 荒川が想定最大規模の洪水になった場合、どのような対応になると区は予想しているでしょうか

例えば、消防、警察、消防団、そして板橋区、自衛隊などによる
救出活動となるとは思いますが、洪水の範囲は板橋区だけでなく、
ほかの地域にも広く広がり、広範囲で救助活動が必要となり、
板橋区内にどれだけの応援が入るのか、疑問に思います。
思うような救助活動は、すすまないと想定されます。

  • 例えば、救出をするとしても、舟が必要となると思いますが、区には消防も含めて、救出用の舟はあるのでしょうか。

 

  • 区民は水害が起きた場合、公助に対して、大きな期待をしていると思います。
    しかし、洪水の際はマンホールのふたが開いていることもあり、
    その場合マンホールに吸い込まれたり等、救助に当たることに、
    大きな危険が伴うことになります。
    まずは、救助する人たちの安全確保が求められます。
    思うように救助活動ができない状態となることも、想定できます。
    公助にも限界があることを、区民のみなさんに理解してもらうことが
    必要だと思います。

その時、大事なのは自助・共助です。

まずは高いところに逃げること。垂直避難の必要性を理解していただくことです。

また、2週間水がひかないとしたら、食料や水の備蓄、
トイレの確保も欠かせません。
途中、食料を届けようにも、思うようにはできないと思われます。

水害から逃げるため、また備えるためにも、「周知」が必要になると思いますが、区としては、どのように行っているのでしょうか。

特に対象地域には、しっかりと周知をしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。

 

次に、避難所運営についてです。

メキシコ中部で19日に起きたマグニチュード7、1の地震では、
多くの方が被災し、また240人以上の方がお亡くなりになっていると
報道されています。
その中には、校舎が崩壊し、多くの児童の死亡も含まれ、
地震による被害に、胸が痛みます。 心よりお悔やみ申し上げます。

また先日、NHKニュースで、関東南部の巨大地震「元禄型」発生が近づい
ている恐れがあるという報道がありました。
首都直下、東海地震など、いつ地震が起きてもおかしくない状況ではないかと、
危惧いたします。

そこでお伺いいたします。

  • 避難所運営は地域、特に町会中心で行うという理解でよいのでしょうか。

 

5)区立小・中学校の避難所のほかに、地震などの非常時の大事な場所として、
給水所があります。

給水所は、断水をした場合、水が足りない状態で、長い行列ができたりなど、
不特定多数の人が集まる場所になり、大事な場所にもなります。
管理はどこが行うことになるのでしょうか? 
やはり町会や地域が担当するのでしょうか?

 

  • 公園、特に防災公園には、かまどベンチがあったりなど、板橋区内の公園は、
    災害の時にも力を発揮できるようになっています。
    しかし、避難所ではありません。

熊本地震の時には、揺れが怖くて、屋内に避難できない人がたくさんいました。

板橋においても、大地震の際は屋内避難を恐れたり、
避難所に入りきれない被災者が公園に避難することも予想できます。

この場合、避難所ではないため備蓄品などはありませんが、
実際に避難者がいた場合、どのように対応し、
管理はどこが行うと区は想定しているのでしょうか。

もし、想定していない場合は、想定も必要になると思いますが、いかがでしょうか。

 

次は、女性の視点、LGBTの視点からの防災についてです。

熊本地震の時のことを、トランスジェンダーの方に教えて頂きました。

元の性が女性であるトランスジェンダーの方で、手術を受けていない人は、
胸を目立たないようにするベストのようなものをつけているそうなのですが、
地震の時は、夜のため持ち出せなかったそうです。

そのため、避難所への避難もできずにいたそうです。
自己の尊厳を優先していたのです。

9月1日の高島平での防災の講演会の中でも、
講師の池上三喜子さんが、講演の最後にLGBTに触れて、
課題を提示してくださいました。

と同時に、その時の会場のどよめきも忘れられません。
しかし、まずは課題を示すことが大事だと、改めて思いました。

7)避難所運営に当たる人にも、LGBTについて理解してもらうことが
必要だと思います。
地域の方、また地域を担当する区の職員の理解が大切であると思います。

すべての避難所ではなくても、いくつかの避難所で、レインボーフラッグを置いた相談窓口が開設できればと思いますが、いかがでしょうか。

 

  • 先日の高島平での講演会は、たいへんわかりやすく、
    周りの方も頷いたり反応をしながら聞いていらっしゃいました。
    しかし、女性の視点の部分が少なくなってしまったのが残念でした。
    女性の視点の部分をさらにクローズアップして、
    第二弾の講演会をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

 

9)この項目の最後です。
板橋区では、スタンドパイプをすべての町会に配布し、訓練を行っています。

しかし、現在の町会の加入率は半分ほどとなっています。
実際の地震の時は、町会の加入いかんにかかわらず、
また、たまたまその場に居合わせた人とも、力を合わせることが求められます。

町会に入っていない方でも、関心のある人はスタンドパイプをはじめ、
防災に関するの体験ができる場が必要だと思います。

体験の有無は、いざという時に大きな差がでると思います。
ぜひ、防災に関しての体験ができる場所が、
できれば板橋キャンパスの防災ゾーンにできたらと思いますが、いかがでしょうか。

9月の板橋区主催の防災講演会にて 講師の池上三喜子氏(東京都の女性視点の防災ブック「東京くらし防災」の編集・検討委員会委員長も務めています。)