通信制高校とその可能性~スクーリングで託児室が無料で使える~

2018年1月14日 02時53分 | カテゴリー: 活動報告

13日(土)の視察は、都立一橋高校の視察に伺いました。
昨年の暮れに東京生活者ネットワークの女性部会で視察に訪れた
立川市の都立砂川高校に続いて、
都内に3つある都立の「通信制高校」の2つ目です。
もう一つは、都立新宿山吹高校です。

あまり知られていませんが、通信制の高校に必要なスクーリングの際
生徒はお子さんを託児室に無料で預けることが出来るのです。
ご存知でしたでしょうか。

高校生が妊娠出産すると、相手の男子はそのまま学校生活を送っても
女性は学校を中退せざるをえない状態に置かれることが多いようです。
その後 学び直しを希望する時にも、さまざまなハードルがあります。
託児の制度(無料)は、そのハードルを越えるためにも
大事な資源であると思います。
もともと子どもがいる働く女性のために、昭和40年代に作られたようです。
感動しました。

砂川高校は、スクーリングの時に和室を託児室にしていますが、
一橋高校には専用の託児室があります。
複数の保育担当者が順番で担当(複数人)しています。

私は「学び直し」、特に「女性の学び直し」に関心があり、
今日の視察のメインのテーマにしていました。
しかし、副校長先生の説明により「通信制」の学校での授業形態、
また生徒に求められている「自学自習」を知り、
その形態の中での「学び直し」のハードルの高さなど、
今日のテーマ以外にも、様々なことを学び、気付きをいただきました。

定時制高校は、自学自習」ですので、
自分で考えて動くことが求められ、授業をとても大切にしています。
遅刻は認められず、授業の時間になると教室の戸が閉められます。
授業中も私語はまったくなく、とても集中していました。
普通高校が35時間かけてする授業を、4時間で行うのですから、
その分授業はとても大事で、集中が求められるのだとのことです。
そのような環境に、不登校の生徒が対応するには
ハードルが高いのではと感じました。
実際、退学者も多いのだそうです。

しかし、目的のある人にとっては、
とても可能性の広がるシステムでもあります。

そのほかにも、早速取り組みを考えたいこともあり、
今回の視察は、自分が考えていた以上の成果でした。
板橋でも、さらに取り組めることも見つけました。
そして、板橋だけではできないことも!
これについては、しっかりと都議と連携したいと思います。

子どもの可能性、学び直しのチャンスを広げるとともに、
制度を変えていくことも必要だと感じた視察でした。

視察を受け入れていただき、ありがとうございました。

頑張る生徒さん、現場の先生方を応援したいと思いました。

2017年暮れの東京生活者ネットワーク女性部会での都立砂川高校視察