中央図書館に関する陳情への討論

2016年6月23日 09時37分 | カテゴリー: 活動報告

昨日は、第2回定例会最終日でした。
私は、中央図書館に関する陳情に対しての討論を行いました。
委員会の中で、私はアセスメントの結果も出ていないのだから、まだ継続にすべきと主張しましたが、
継続を否決されたため、採択をすることとなってしまいました。
平和公園はできるならこのまま残したい、
しかし、さまざまな対案を出してきた中で、
喫緊の課題である中央図書館を改築する候補地が、他に見つかっておらず、
候補地もないまま反対をするのも無責任であると考えました。
この陳情に対して、反対をしないといけないことを、たいへん残念に思います。

陳情第45号「区立平和公園に中央図書館を移転する計画の中止を求める陳情」の委員会決定「不採択」に賛成する立場から、市民クラブが討論を行います。

この陳情は、「区立平和公園に中央図書館を建設する計画を中止する」ことを求めるものです。

中央図書館の移設の計画が発表される以前から、常盤台地域の方たちは、中央図書館のリノベーション、また建設する場所の選定も含め、区と一緒に中央図書館について考えたいと、勉強会を開いたり、見学をしたりしながら、区に対して意見・要望をしてまいりました。

しかし、地域でのワークショップなど区民の意見を入れてゆくことは、叶いませんでした。

 

私は、2011年9月の第3回定例会一般質問の中でも、中央図書館改築に関する質問の中で、「区民参加の機会を確保し、地域住民によるワークショップを取り入れるよう要望」し、また、折に触れて区民参加による中央図書館改築を要望してまいりました。

その質問に対しては、当時の教育長からは、

地元をはじめとする区民や図書館利用者の幅広い意見を聞くことが肝要であって、この点も踏まえながら進める考えでございます。」

とのお答えを頂いています。

しかし、それは なされたでしょうか。

昨年2月に中央図書館の移転が発表されるまで、平和公園への移転案は、区民や私たち議員にも、何も知らされませんでした。

2015年度 1年をかけて、教育委員会を中心とし、区は平和公園に中央図書館を移転することを説明してきました。

しかし、移転先とされる地域住民への説明は遅く、周知も遅れ、地域住民の中には、つい最近まで知らない方もいましたし、未だに知らない方もいるのではと、懸念しています。

また、説明会の中心は、反対に対するの説明であったと感じています。

 

中央図書館は、まちの「核」となるものです。

区民不在のまちづくりでは、誰のための「まち」なのか、誰のための「中央図書館」なのか、わかりません。

同じ1年を、新しい中央図書館について、区民とともに考える時間にもできたはずです。

区民参加型のワークショップなどを行い、同じ1年を使っていたら、その中で、今、出されている心配事やご意見、例えば、緑の保全、イベントやお祭りの場所の確保、幼稚園・保育園の子どもたちの遊び場、地域住民の健康づくりの場、など、日頃 公園を利用する方たちの生の声を拾い上げ、その声に寄り添いつつ、課題を共有し、解決するために努力し、落としどころを一緒に考えることもできたのではないでしょうか。

「東京で一番住みたくなるまち」を実現するためには住んでいる人の声を聞き、活かすことなしには実現できないのではないでしょうか。

その経過を経た後に、たとえ同じ結果が出ていたとしても、もっと建設的で、もっと区民が納得できるものになっていたのではないか と、残念でなりません。

 

私も、今までさまざまな対案を出してまいりました。 

しかし、どれも難しいとのお答えでした。

また、新しい物を作るときに必要とされるアセスメント、今回は「樹木の調査」、「公園の利用状況調査」の結果が出てから、場所を決定するのが、本来あるべき進め方だと考えます。

平和公園の美しい緑、四季の移ろい、公園に集う方たちを目にするに付け、このまま残せたら、どんなに良いだろうと思います。

しかし、中央図書館は、今、現実として日々老朽化が進み、バリアフリーも叶いません。

同じ場所での建て替えも、叶いません。

また、この板橋でアカデミックな環境を整え、生涯学習の中心とすべき中央図書館の整備は、喫緊の課題でもあります。

平和公園は今の姿のままで残したいと思う一方で、今は、代わりとなる候補地が見つからない状態です。

このため、この陳情に対しては、現時点で「候補地」から平和公園を外すことはできないと考え、不採択と致しました。

 

板橋区立中央図書館基本構想の中では、重点テーマとして、13524375_923758777749844_5544781182629891225_n「地域のコミュニティ形成を支援する図書館」を掲げています。

4月の熊本地震を受けて、より耐震性の高い公共施設の必要性も痛感しています。

これから新たに設計をし建てるのなら、単に耐震と言わず、「免震」という選択も必要であると考えます。

またその一方で、揺れによる建物倒壊の恐ろしさから、外でテントを張ったり車中避難をする方も多く、改めて「空地」の必要性も痛感致します。

 中央図書館により  減少する空地の代わりに、将来的に、周辺地域で新たな土地が取得できる見通しが立った場合は、是非、同程度、またはそれ以上の広さの土地を取得する努力を積極的に行うこと、また、現在利用している方たちへの十分な配慮と、最低限の影響で抑えられる設計をすること、また教育科学館などとの一体的な整備、そして、中央図書館を核とするまちづくりに、

区民の声を充分活かしていくことを要望し、賛成討論を終わります。