元自衛官の現場の声を聞く2 泥憲和さんの話

2015年9月23日 23時43分 | カテゴリー: 活動報告

国連PKOの中身は

   ・紛争予防

   ・平和維持

       保護する責任

       強制措置

   ・平和構築

   ・選挙支援

      ・ 開発による平和構築

    ・平和のための行動

    ・軍縮                           の7つがある。

 

国連PKO貢献度は、アメリカ 113人、ロシア 93人、ドイツ 204人に対して、日本は271人

アメリカやその他先進国より 十分多くの人を派遣している。

日本がほかの国に比べてPKOに貢献していないなど、まったくの見当違い。

 

そして、日本は今まで大きな信頼を得ていた。

PKOの平和構築として日本が入った調停は、ことごとく成功してきた。

 (日本が入らないものは失敗している)

そして「日本だけ」に入って欲しいと言われていた。

なぜなら、日本は武器を持たない。

だれも殺していない、殺さない。 だから日本なら信じられるとされてきた。

しかし、これからは集団的自衛権により、日本、そして最先端で活動している日本人が

どれほど危険になるか、平和裏に紛争後処理をしてきた伊勢崎賢治氏も懸念している。

 

例えば、南スーダンでは政府軍が村を焼き尽くしている。

しかし、PKOはこれには対応しない。

現地の人にしてみれば、PKOは一方的だと思われてしまう。

また、これから武器を持つことになれば、憎しみの連鎖の中に巻き込まれ、

今まで築いてきた信頼は崩れ去ってしまう。

 

新聞報道でも、ソマリアでPKO基地襲撃され50人が死亡、

マリではPKO舞台が襲撃され9人死亡、

ゴラン高原でもPKO要員、武装集団に襲撃される、などと報道されている。

 

また、これまで日本のPKOの貢献で、内戦後の荒れ果てた土地を緑の畑に変えて

人々が普通の生活を送れるようにしてきた。

例えば 「アフガニスタン ガンベリー砂漠の奇跡」 

水路を引くことで、緑に覆われる大地に変わった。

これは、すごいことだ。

逃げ惑っているうちに、「種籾」すら失い、

元の土地に農民を戻しても、生活を立て直すことはできない。

そこで飢えるか、ゲリラになるかだ。

日本の灌漑事業で水を引き、緑の大地を蘇らせる。

人々は、そこではじめて農民に戻り、また平穏な生活をすることができる。

そこまでしなければ、本当の平和構築に至らない。

それが、これからどうなるか…

中村哲医師も、集団的自衛権により、その危うさを指摘している。

こうした日本にしかできない国際貢献があるのに、それが顧みられず、変わろうとしている。

 

国会の答弁の中で、安倍総理は 「侵略の定義は定まっておりません」 と答えた。

これは、たいへんなことだ。

「自衛隊法 第三条」

 自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び関節侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たるものとする。

 

自衛隊法では侵略に対し我が国を防衛することが主たる任務となっているにもかかわらず、

自衛隊は侵略の定義が定まっていないにもかかわらず、派遣され、

命をかけないといけないのだ。 自衛隊員は、ただの駒なのか? いや一人の人間だ。

 

自衛隊の新聞「朝雪」でも、安倍総理が批判されている。

内部からも、安保法制に対して公然と批判の声が上がっているのだ。

 

 渡辺隆元陸将は、初代カンボジアPKO部隊長であるが、集団的自衛権に反対している。

輸送中のトラックが突然 爆破されたり、

到着した場所で爆破されたり、後方支援だからといって安全ではない。

兵站は特に狙われる。敵への補給を、敵の仲間と認めないなど ありえない。

どこでも、いつでも、今いる場所が戦闘地域になり得る。

泥憲和さん

アフガニスタン 日本が灌漑をひく(前)

アフガニスタン 灌漑を引いた後。緑の大地に。

常に危険がつきまとう。

 

こんな中では、精神的に病んでしまうのも当然のことと思われる。

 

(まずはここまで、後日追記致します)