平和の灯が消えた原爆祈念日@板橋区平和公園

2015年8月6日 02時42分 | カテゴリー: 活動報告

今日、8月6日は、広島に原爆が落とされて70年目の日です。

板橋区には、「板橋区平和都市宣言」があります。ちょうど30年前にできました。

そして、平和公園には核兵器の廃絶と、世界の恒久平和の実現を願うシンボルとして、「平和の灯(ひ)」のモニュメントが設置されています。

ここに灯されている火は、広島市平和記念公園内の「平和の灯(ともしび)」と、長崎市平和公園内の「誓いの火」とを合わせたものです。

そして、すぐ隣にある「へいわの池」は、「へいわ」の文字をかたどった形で、この池には、長崎市の平和への願いが込められた「平和の泉」の水が注がれています。

4月の選挙後初の6月議会には、「集団的自衛権の行使を具体化する法案について廃止の意見書を政府に提出することを求める陳情」が出されました。

しかし、これに対して自民党、公明党、民主党が「継続」を主張したため、板橋区議会からは国に対して意見書が出せないままになっています。(もし、採択されても、すべての会派が賛成しないと意見書は出せない慣例になっています。)

平和都市宣言の中で「憲法に高く掲げられた恒久平和主義の理念に基づき」とうたう、板橋区の区議会から、平和を求める意見書が出せないことは、たいへん遺憾です。

また、こんなにも「平和」をうたっている板橋区ですが、現在平和公園内の「平和の灯」は消えています。

この平和を祈る大切な一週間の前に、灯がついているかどうかの点検・確認もしなかったのでしょうか?

先日、私のもとに「灯が消えている」というお知らせをいただき、担当部署に伝えたものの、連絡がないため、気になって再度連絡をしてみたところ、故障していて、職人さんの手配もつかず、今年は今日6日だけでなく、長崎に原爆が落とされた9日も、終戦(敗戦)の15日も、灯は消えたままとなるそうです。

11月の「平和のつどい」には修理が間に合うという、悠長な言葉に、唖然としてしまいました。

日々、この平和の灯を見て、平和を思うことはとても大事ですが、原爆が落とされたこの日に、この平和の灯を見ながら祈り、平和を希求するということが、また大きな意味を持つのではないでしょうか。

板橋区のしていることは単なる「ポーズ」だけではなのかと、たいへん残念に思います。

昨年度は、某区立中学校の中で、教室に教育勅語のイラストポスターが貼られていたり、そのことを質問したことに対して、教育委員会内で、「他の良いことまで否定されかねない」というような、本質から問題をそらすような発言があったり、どうも平和に対しての認識が甘いとしか思えない板橋区です。

形だけでなく、内容もしっかり備わった「平和」について考え、この板橋区から平和を実現していきたいものです。

 

板橋区平和公園内の「平和の灯」モニュメントと「へいわの池」(板橋区HPより)

板橋区平和都市宣言

世界の恒久平和を実現することは

人類共通の願いである

しかるに現実は

核軍拡競争が激化の様相を示し

人類の滅亡さえ危惧されるところである

われわれは 世界で唯一の核被爆国民として

また 日本国憲法の精神からも再び広島

長崎の惨禍を絶対繰り返してはならないことを

強く全世界の人々に訴え

世界平和実現のために

積極的な役割を果たさなければならない

板橋区及び板橋区民は

憲法に高く掲げられた恒久平和主義の理念に基づき

緑豊かな文化的なまちづくりをめざすとともに

非核三原則を堅持し

核兵器の廃絶を全世界に訴え

平和都市となることを宣言する

                     昭和60年 1月 1日