一般質問 3、 区民と行政のパートナーシップとボランティア基金について

2015年2月16日 14時31分 | カテゴリー: 活動報告

 

① この春からスタートする新しい介護保険では「要支援1、2」が給付対象から外されます。

高齢になっても、ひとり暮らしになっても、最期まで

住み慣れた地域で自分らしく暮らして行くための「しくみ」や「居場所」がますます必要になります。

 

 一方、子どもの貧困は6人に1人とされ、今「子ども食堂」が注目を浴びています。

先日発表された東京都社会福祉協議会主催「きずなづくり大賞2014」では、

板橋区の子どもたちも通っている豊島区の「あさやけ子ども食堂」が、東京都知事賞を受賞しま

した。

 これからの超高齢社会に向けて、人と人とをつないでいくことは、住み慣れた地域に住み続ける

ためにも、豊かな子ども時代を過ごし、貧困の連鎖から断ち切るためにも、大事な取り組みとなり

ます。

 このような居場所づくりを考えている区民やNPO等とのパートナーシップを、区はどのように築

いていこうと考えているのか、お聞かせください。

 

② 次は、「ボランティア基金」についてです。

 

 板橋には、「いたばし総合ボランティアセンター」がありますが、ボランティアと、自主的にまちづ

くりや繋がりをつくる市民活動とは、似ているようで違うとの指摘もあります。

今後は、ボランティアだけでなく、市民活動を応援していくことも、ボランティアセンターの位置づ

けとして必要かと思います。

 昨年秋に参加した「全国都市問題会議」の主催地である高知市では、自主的なまちづくり活動

を行う市民に対して、活動拠点としての「高知市市民活動サポートセンター」を設置し、市民活動

に関する相談や活動を支援するとともに、高知市が地元銀行に3000万円を出捐(しゅつえん)

し、「公益信託高知市まちづくりファンド」を創設しています。

  そして、「こうちこどもファンド」として、子どもを主体としたまちづくり支援事業も行っています。

  昨年の第4回定例会において、区民が活動を始めるための助成として、区が示したものは、

いたばし総合ボランティアセンターによる、ボランティア基金2000万円を活用した年間10万円を

上限とした活動資金の助成でした。

  しかし、子どもの貧困を支援するのは、儲けるためではありません。

先月開催された「子ども食堂サミット」でも、子どもが、なるべくお金を払わなくてもいいように配慮、

工夫をしながら、活動をしているとの報告がありました。

 高齢者も同じです。

年金だけが支えの高齢者も、安心して参加できる居場所づくりが必要です。

 しかし、場所代、光熱費、食費など経費はかかります。

年間10万円の助成では、運営は厳しいのではないでしょうか。 

 たとえば、東京ボランティア・市民活動センター「ゆめ応援ファンド助成」では、最高助成額は

50万円、平均助成額は30万円ですが、2014年は申請が116件のうち助成が決定したのは

21件と、狭き門となっています。

 他にも、生協関連では、「インクルファンド」といって、年間一口3600円の寄付をするサポーター

を募集し、寄付という意思あるお金の有効活用を図ることにより、地域に必要な仕組みを生み出

すことを支援し、事業を地域に根付かせ、社会の機能として継続していくことを支援する取り組み

などもあります。 

 板橋でも、例えば、新しく4月から始まる新庁舎南館のレストランでのメニューに「Table for 

two」をいれ、その目的とするのはどうでしょう。

立川市役所の食堂などにも「Table for two」のメニューがあります。

 また、特定非営利活動法人「育て上げ」ネット理事長の工藤啓氏のお話をヒントとしたものです

が、区の施設内に置いてある自動販売機の中に、10円寄付をつけた飲み物を1種類又は2種類

設定するのはどうでしょうか。

これはいつでもできる募金制度で、少額でも、自分が「良いことをした」と思えることが、その人

自身をも幸せな気持ちにし、さらにその時の気分やお財布事情に合わせて、基金を生み出すこと

ができる方法です。

区が全てをするのではなく、区民からの意思ある寄付を募るなどしながら、板橋区が黒子となって仕組みを整えていくことが必要かと思いますが、いかがでしょうか?

 

③ この項の最後に「空き家の活用」についてです。

居場所を作るためには、「場所」を確保することが何よりも必要です。

増えている空き家を、地域の治安や「まちおこし」のためにも、空き家のままとせず、

世田谷区のようにマッチングをして、地域貢献として活用していくことが必要です。

この時、空き家を利用する際の助成も合わせて必要だと考えますが、板橋区では、どのように

対策が進んでいるのでしょうか?

お答え願います。