一般質問 1、ヤングケアラーの調査を! (2月13日)

2015年2月16日 13時50分 | カテゴリー: 活動報告

 1、ヤングケアラーの調査を!

 

 この春から、生活困窮者自立支援法が施行されます。

2012年度の区内の全日制高校への進学率は、

全中学生93、9%に対して、生活保護世帯の中学生は66、3%。

2013年度は全中学生が93%なのに対して71、9%と、明らかに差が出ています。

また、文部科学省のデータによれば、定時制の生徒は、

約4人に1人の生徒が、1年目に学校を辞めています。

 大学を卒業しても就職活動が厳しい今、中学卒業ではさらに厳しく、

生活困窮につながる可能性が大きくなります。

 

 そんな中、今「ヤングケアラー」という若者の存在が浮かびあがっています。

介護の役割を担わざるを得ない高校生や若者がいます。

 

 初めは学校に通いながら介護を手伝っていたものが、そのうちに介護度が高くなり、

しかし介護保険が十分に使えないなど、メインで介護せざるを得なくなり、

高校や大学をやめたり、卒業しても就労せずに介護せざるをえない、

また、せっかく就職しても介護との両立ができず、仕事を辞めざるを得ない若者がいます。

 

 一方で、障がい者のいるご家庭では、

「自分は何のために生まれてきたのか」 と悩むご家族がいます。

 先日、お話をしてくださった方は、「自分は仕事をしていたが、親の高齢化とともに

兄弟の介護のため、仕事も辞め、結婚も諦めてきた。今から思えば、

使えたはずの支援もあったが、その情報を調べる余裕もなかった。

自分は兄弟を看るためだけに親が生んだとずっと思ってきた」と話してくださいました。

 

 そこでお伺いいたします。

 

10代や20代で自分の親等を介護している介護者、いわゆるヤングケアラーの区内におけ

  る実態を、板橋区は把握しているでしょうか?

  同様に、障がいをもつ家族を介護しているヤングケアラーの実態はどうでしょうか?

 

ヤングケアラーを支援するにはまず、実態調査をすべきです。

  板橋の現状を知ることは、これから迎える超高齢社会を支える若者を、一人でも多く支えるこ

  とにつながります。

  実態調査についてどう考えるのか、お答えください。

 

③ 世田谷区では、区内の居宅介護支援事業所に調査を依頼し、ヤングケアラーの実態調査をし

  たところ、主な介護者でない若者も含めてですが、事業所が受け持っている先だけでも、

  22%、36事業所が受け持っているご家庭で、ヤングケアラーがいることが判明しました。

  10代の介護者が9名、20代の介護者が51名で、計60名。

  介護保険利用者は、1号被保険者が42名、2号被保険者が15名、計57名であることが、

  調査からわかりました。

  特に、2号被保険者ということは、特定疾病により要介護状態となった40歳~64歳の

  働き盛り、また子育て中の年代の方が当てはまり、ケア者もそれだけ若い方になると予想され

  ます。

  20代後半、30代になって、介護する必要がなくなったとしても、それから学び直しや就職をし

  ようとしても、ハードルが高いことは明らかです。

  また、家事経験が浅いため、肝心の介護が充分にできない状態にあることが、世田谷区の

  実態調査でも課題として上がっています。

  本来、仕事をもち、家庭を持ち、税金を納め、社会を支えるであろう人たちが、就労ができず、

  生活困窮となり、生活保護を受けるようになるのでは、ご本人にとっても社会にとってもダブル

  マイナスです。

  一生を自分らしく生きるためにも、ヤングケアラーの支援について、どのように考えるか、お

  答えください。