平和と人権 ~ 一人ひとりが大切にされるまちづくりを ~

2015年1月1日 23時58分 | カテゴリー: 活動報告

2015年が明けました。 

今年は、戦後70年。

自民党の憲法改正などと言う体の良い言葉は、実質 現行憲法の廃止であり、日本は今「平和」の岐路に差しかかっています。

 

渋谷では、炊き出しの支援をしようとした公園が立ち入り禁止となりました。

ホームレスとなってしまった人たちの「人権」を無視した行為となっています。

 

その一方で、軍事費は年間1兆円超の予算が膨らんでいます。

日本はアメリカに対して、未納入の武器にもかかわらず、500億円超の税金を代金として前払いしています。

その税金はだれが納めたものでしょうか?

なんのために納めたものでしょうか?

 

自分たちの自治体は…と見てみると、

板橋区は中学3年生の個人情報を、自衛隊へ提供しています。

今、日本の子どもの6人に1人が貧困と言われています。

奨学金をもらいながらやっと大学を出ても、卒業と同時に多額の借金を抱えてしまっています。

まして、大学を卒業しても、正規雇用への就職が困難な現実があります。

そして、非正規雇用が広がっています。

同じ内容の仕事をしても、社会保障も収入も違う… 

税金は上がり、健康保険料も上がり、収入は低く、それにもかかわらず返済は迫られ、おまけに高い金利がついてきます。

奨学金が返済できない場合は、自衛隊に入ることで免除される経済徴兵制、貧困徴兵制についての言及もなされています。

集団的自衛権が閣議決定された今、自衛隊のあり方は明らかに変わってきています。

今、格差がますます広がる中、海外のような貧困から職業軍人が生まれることのないように望んでやみません。

そして、学生が返済を気にせずに勉強し研究できるように、返済をしなくても良い奨学金制度を作るなど、本当に必要な税金の使い方を選んでいく、まさに集中と選択が必要です。

子どもたちが勉強をすることは、日本の未来、可能性を切り開くためのものであり、勉強をすることを望んだがために、戦争へ駆り出される兵士を作り出すなど、もってのほかです。

ここでも「人権」が脅かされていることを感じます。

 

また、今年は、さまざまな大きな変化があります。

4月には「子ども・子育て支援新制度」が始まります。

そして「介護保険制度」が改正されます。

10月には「マイナンバー制度」で個人に番号が付けられます。

どれも、国からの通達は遅れに遅れ、しかし期限は決まっていますので、現場はたいへんな中での作業となってますが、それを実際に使うのは私たち。

最終的に私たちにしわ寄せが来ないように、しっかりと制度を注視する必要があります。

 

板橋区の「まちづくり」に関するものとしては、高度地区(ぜったい高さ)、用途地域(敷地面積の最低限度)の規制が3月に施行予定です。

また「高島平グランドデザイン」「板橋駅西口周辺地区まちづくりプラン」が来年度から動き始めます。

昨年から動き出した「大山まちづくり総合計画」も合わせ、大きなまちづくりの計画が動きます。

 

少子超高齢化の中で、高齢者も障がい者も子どもも、一人ひとりが大切にされる暮らし、「まちづくり」をするには、ハード面だけでなく、ソフト面「しくみ」作りも大切です。

板橋区では2014年10月時点で、65歳以上の高齢者人口が10万人を超え、22、4%となっています。

そのうち75歳以上の後期高齢者の割合は46、7%となっています。

団塊の世代が後期高齢者になるとされる2025年には、後期高齢者の数の割合は、高齢者人口の55、5%を占めると予想されています。

その中で、高齢になっても、一人暮らしになっても、最後まで住み慣れた地域で自分らしく暮らしていくための使い勝手の良い「しくみ」を整えることが今まで以上に必要となります。

そのためにも、私たちひとりひとりの意識、意見が大切となります。

 

子どもをとりまく区の行政も大きく変わろうとしています。

4月からは、全ての区立小学校で「新あいキッズ」が始まります。

全児童対策として、学童の待機児がいなくなることは良いことですが、まだまだ子どもを中心とした視点での取り組みを整えていくことが必要です。

子どもを放課後も通じて、一日中学校の中だけに閉じ込めてしまうことによって、さまざまなことが懸念されます。

また、学校の敷地内とは言え、放課後に使える場所は校庭の他、拠点となる場所2ヶ所ほどと限られます。場所が確保できないところは、校外の場所に拠点を設けることになります。

まだまだクリアする課題があると考えています。

 

また、新あいキッズが始まるのに呼応して、児童館は乳幼児専用の場所と変わろうとしています。小学生の児童館での居場所、遊びは制限され、中高生の居場所は、ますます狭められます。

子どもたちの権利をもっとしっかりと認め、多様な居場所を確保していくことが求められます。

 

大人も子どもも、一人ひとりが大切にされる「まちづくり」。

その大前提は「平和」そして「人権」です。

 

人々の「平和」「人権」を守られる社会を、板橋から進めて行きたいと思います。