長崎平和祈念式典(2)平和宣言

2014年8月11日 02時09分 | カテゴリー: 活動報告

田上富久 長崎市長による「長崎平和宣言」は、たいへん感動いたしました。

 

 昨年、私は広島の平和祈念式典に参加しました。

そこで、広島市長の宣言を聞き 感動はしたものの、昨年においても長崎市長の宣言の方が、一歩踏み込んだものになっていました。

今年は、広島市長の平和宣言には福島の原発事故についても触れられず、現在の問題には目をつぶり、昨年より後退したという感想でした。

それが、長崎の平和宣言には、広島では削ぎ落とされてしまった「今」大事なことがずべて入っていました。

 

長崎の平和宣言は、広島とは違い、学者や被曝者ら 市民と市長が公開の議論で作り上げる、いわば「市民がつくる平和宣言」と言われています。

思えば、5月にお隣の福岡県久留米市に視察に伺った際、ちょうど現地の新聞に、長崎市の平和宣言には「集団的自衛権についても触れるべき」と、会議で取り上げられたという記事が載っていました。

それからずっと、今年の平和宣言に期待を寄せておりました。

 それを直接会場で聞くことができたことは、心からの喜びでした!

 

宣言の冒頭では、前日に聞いた深堀譲治さんの講話や、原爆資料館で見た たくさんの遺品や写真、資料を思い起こしました。

そして未だ世界各地に残る多くの核兵器を思いました。

 

「集団的自衛権」への言及は、知ってはいたものの、実際に自分の耳で聞くのは、格別の思いでした。

「平和」は、核兵器を使わなければ保てるわけではありません。

長崎の平和宣言の

「日本国憲法に込められた「戦争をしない」という誓いは、被爆国日本の原点であるとともに、被爆地長崎の原点でもあります。

被曝者たちが自らの体験を語ることで伝え続けてきた、その平和の原点がいま揺らいでいるのではないか、という不安と懸念が、急ぐ議論の中で生まれています。日本政府にはこの不安と懸念の声に、真摯に向き合い、耳を傾けることを強く求めます。」 

また、

  「高校生たちの合言葉『ビリョクだけどムリョクじゃない』は、一人ひとりの人々の集まりである市民社会こそがもっとも大きな力の厳選だ、ということを私たちに思い起こさせてくれます」

  「世界の皆さん、次の世代に『核兵器のない世界』を引き継ぎましょう」

という言葉は、特に嬉しく輝きながら私の心に響きました。感動しました。

そして、板橋の中学生のみなさんに、この市長の宣言を直接聞いてもらえることが、とても嬉しく、聞き漏らさずに、どうかしっかり板橋で伝えてほしい!と思いました。

 

長崎市のHPを見ると、「長崎平和宣言」は、なんと11カ国後に訳されて、世界へと発信されています。

是非、一度全文を読んでもらえたらと思います。

http://www.city.nagasaki.lg.jp/peace/japanese/appeal/

  (長崎市HP 長崎平和宣言 全文)


当日の資料より (一部)