自然の威力と人間の限界

2013年9月16日 23時39分 | カテゴリー: 活動報告

台風18号が各地に大きな被害を与えました。
被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。
高速増殖炉「もんじゅ」も、土砂崩れで孤立しました。
また、「もんじゅ」と原子力規制庁を結ぶ緊急時対策支援システムのデータ回線が休止、不具合が続いています。
しかし、土砂崩れで修理を担当する職員が施設に入れず、復旧と原因究明に、まだまだ時間がかかるとのことです。

 今年の夏、脱原発の活動を共にしている“さようなら原発@板橋ネットワーク”のみなさんと共に、私は新潟県庁へ出向きました。そして、泉田新潟県知事へのエールとして、みなさんの脱原発の思いが詰まった寄せ書きを一緒に届けさせていただきました。

その後、柏崎刈羽原発を見学しました。

東京電力は、津波対策として16mの防潮堤を造り完成したということに重点を置き、、いかに柏崎刈羽原発が安全かを説明していました。
しかし、東日本大震災の津波の高さが16mだったからと、その16mを強調するだけ。
防波堤は土の部分もあり、それを指摘すると「コンクリートを混ぜた土を使用しているから、普通の土よりも頑丈」だとのこと。

東日本大震災では、あの大きなコンクリートの塊の防潮堤も全く役に立たず、無残に破壊されていたのではなかっただろうか?
原発の敷地内へ入るときのチェックは厳しいけれども、海側から狙われたら?と考えると、何とも心もとない。
敷地内には、新たに電源車や道路工事用の車両が配置された。いざ地震があったとき、その場所から原発まで、本当にたどり着けるのだろうか?

中越沖地震の時には、敷地内の道路にも被害があったそうだが、補修した時は特に補強したわけでもなく、元通りにしただけ。本当にそれで道が確保され、車両が通れるのだろうか?見えていても、そこにたどりつけなければ、電源車が何台あっても何も役には立たない。
「説明を聞けば聞くほど、かえって心配になる」というのが、私も含め参加した人たちの感想でした。

 今回の台風も、地震でも、自然の力の前には、人間の力・技術は小さい。どんなに頑張っても限界がある。そのことを、私たちは受け入れることが大切です。
私たち人間が自然を掌握することなどできません。人間も自然の一部として、自然と共存することをしっかりと考えることが必要です。

 今回の台風で、その思いを新たにしました。