平和を実現する

2013年8月20日 16時58分 | カテゴリー: 活動報告

 今年の8月6日は、「広島の原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」に参列して参りました。板橋区議会からは任期中1回、交代で数名ずつ、広島か長崎に伺います。

「核兵器は絶対悪」であるという広島市長のメッセージが心に残りました。

 板橋区は、1985年に「平和都市宣言」を行いました。

 現在、板橋区立中学校23校からそれぞれ広島と長崎へ1人ずつ、計46人が「平和の旅」に参加しています。区立中学校全校から広島・長崎両市へ平和の旅を行うことは23区でも珍しい取り組みです。この時期の子供たちが、自分の目で見、聞き、感じ、平和を考えることは、とても大切なことだと思います。

 中学生たちが平和学習をする会場となった中国新聞社ビルは、平和記念公園とは川を隔てた場所にあります。

今回は広島の中高生からなる「ピースクラブ」のメンバーがお世話係となり、板橋区の中学生だけでなく、福島県会津若松市・伊達市、長野県の塩尻市・中野市、愛知県蟹江町、神奈川県伊勢原市、沖縄県石垣市の生徒たちも一緒にワークショップを行いました。

日本各地の中高生と平和について考える時間をもつという体験は、貴重な体験だったと思います。

 また、川本省三さんに被爆体験証言を伺いました。

原爆によって亡くなった、または被災した人だけでなく、疎開していた多くの子どもたちも広島にもどって餓死したこと、生きるために必死だったこと、また被爆者としての偏見など、辛いけれども現実にあったお話を伺いました。

「はだしのゲン」でゲンは希望を持って他の土地へ移ったけれども、実際希望を持って移った人はいなかったという言葉が、忘れられません。

 今は代表の2人のみですが、できれば、修学旅行で必ず広島か長崎を入れるなどして、すべての中学生に広島、または長崎に行ってほしいと願います。学校、学年によっては既に広島や長崎を修学旅行に入れているところもあります。「平和」の学習こそ、大切なものではないでしょうか?

広島平和記念資料館も、原爆投下後の被災した人の人形の展示を撤去する方針をめぐって、現在賛否があります。また、「はだしのゲン」の描写が過激との理由で松江市教育委員会が貸出禁止をしていたとの報道もあります。

現実の原爆での被害は、人形や漫画では表しきれないほど、もっともっと悲惨で、今でも苦しみは続いています。ゲームというバーチャルの世界でのバトルゲームは禁止されず、一方では現実から目をそむけてしまう。本当にそれでいいのでしょうか?私はそうは思いません。

 私が初めて広島を訪れたのは学生時代です。その時に資料館を見て、ショックを受けました。

しかし、この夏改めて資料館を訪れて思ったのは、「平和」、そして「核」でした。

 今、私たちが当たり前のように過ごすこの日常。平和を当たり前と受け取ってはいけないのだと、海外のニュースを見ていて思います。

 この平和を守るためには、平和を望むだけではなく、実現する努力が必要です。そのためには、考えることが大切です。次世代を担う子どもたちには、自分で考えて、与えられた「平和」に甘んじることなく、「平和」を守って行ってほしいと思います。

 11月6日には「板橋平和のつどい」(於:区立文化会館)で、平和の旅に参加した中学生の皆さんの体験発表もあります。平和を考え、平和であり続けるためにも、多くの方に参加してほしいと思います。