水防訓練を視察しました

2013年5月30日 16時04分 | カテゴリー: 活動報告

29日、荒川河川敷で行われた水防訓練を視察しました。
毎年参加させていただきますが、つい先日、南海トラフ地震が予測困難との報道もあり、自然の猛威の前には人間の力には限界があることを改めて感じ、減災という意味からも、備えの必要性を実感したばかりでした。
 また、梅雨入りも発表され、集中豪雨や台風の被害が心配される季節となりました。
今回は水害防止と被害の軽減を図るための、区・消防署・消防団合同での訓練でした板橋でも100mm以上の集中豪雨が起きるなど、ここ数年雨水害が心配されるようになりましたので、大切な訓練だと認識しています。

 まずは、救命ボート。
志村消防署には6人乗りの救命ボートが3隻あるそうです。
この地域は、浸水被害が広く予想されている地域です。
荒川など川に出すだけでなく、浸水被害があった場合も、周りが水浸しで足元が見えず危険なため、このボートを出すとのことです。
もし、マンホールのふたが開いていたり、側溝があったりした場合の危険性は非常に大きく、このボートの必要性を再認識しました。
排水のためと称して、マンホールのふたを開けるのはやめましょう。

 倒壊した家に人が閉じ込められているという設定での本番さながらの訓練もあり、思わず見入ってしまいました。
倒壊した家の屋根に上って、チェーンソーで穴をあけ、中から人を救助したりなど、これが生かされる場面が来ないことを祈りつつも、高い確率で予想されている大地震なども思い合わせ、消防や消防団の存在の大きさを改めて思いました。
 救助された人(人形)が心臓マッサージを受けながら救急車に搬送されている場面は、このところお手伝いしているAEDと心肺蘇生の授業や講座にも重なり、常にきちんと対応できるようにしなくてはと思いました。

 土のうについても、いろいろな積み方があります。
ただ土のうを積みあげるだけでなく、シートをかぶせるなど、工夫があります。
板橋区内には「土のうステーション」があり、必要に応じてどなたでも使うことができます。
しかし、一人で持ち帰るには重く、大きさもあり、車以外の場合は持ち帰ることができる個数など限られてしまい、課題があります。
また、高齢者が取りに行くのも、実際は難しいと思います。
土のう1個には、だいたいスコップ6杯分ほどの土が入っていて、約30kgの重さとのことです。展示されているものを持ち上げてみましたが、重くて大変でした。

しかし、土のう以外でも浸水を防ぐ工夫があります。
その工夫を実際に行い、紹介をしていました。
家庭にある園芸用のプランターを使っての土のう
そして一番身近だったのが、段ボールとごみ袋を使っての工夫でした。
これだったら、どこの家にもありそうです。
ごみ袋には、水を入れます。水で重石をしたり、隙間を埋めることになります。今は、土のうと言っても、近くに大量の土がないというのが現実でもありますし、水を入れたものだと形も自由になり、隙間もできづらくなります。
「水で水を制する」です。また、今回どの工夫でも「ブルーシート」が活躍していました。
大きめのブルーシートを1枚用意するだけでも、いろいろな工夫につながると感じました。

今だからこそ「備えよ、常に」です。