第4回定例会 一般質問 その1

2012年12月5日 15時41分 | カテゴリー: 活動報告

2012年11月30日 第4回定例会 一般質問 

 通告に従い、板橋・生活者ネットワークが質問を行います。

1、      防災について
板橋・生活者ネットワークでは、東日本大震災の前から、「女性の視点を入れる」ことを提案してまいりました。今回は女性の視点を中心に質問を行います。

 昨年の東日本大震災では、慣れない避難所生活によって体調を崩した人が多数出ました。衛生的にも日常とは異なるため、女性性特有の病気も発症しました。しかし、非常事態だからこそ、相談ができなかったと聞いています。悲しいことですが、災害時に女性への性暴力が起きるということは、世界的にも認識されています。
残念ながら、阪神淡路大震災、そして東日本大震災でも、そのことが立証されてしまいました。それは、大人の女性にだけでなく、子供にまでもあったと聞きます。
そうであるならば、地域防災計画を策定する中で、性犯罪・DV防止のための仕組みを予め作り、対策を考えておくことが必要です。

大人も子供も、特に女性が安心して相談できる場、相談できる人を確保することが必要です。

しかし災害が起きた時、医療現場は人手がいくらあっても足りない状況になると予測できます。本来ならば、助産師・保健師・看護師などによる巡回相談の実施をし、必要な対応が迅速に行えるように体制を整えることが大切ですが、人手不足に陥ってしまうことは容易に想像できます。

そこで、提案を致します。

元看護師、保健師など有資格者で潜在的な人材を予め登録する制度を作り、定期的に顔合わせをしたり、研修を行い、非常時にはすぐに活動できるような仕組みを作ることを提案致します。医療の処置をするのではなく、話を聞いたり、アドバイスをしたり、次へと繋げる役割です。
避難が長引けば長引くほど、このような方の存在は大きいと考えます。ぜひ、以上のような仕組みづくりを要望いたします。

次に、避難所や仮設住宅のリーダーに、男女を置くことを提案致します。

東日本大震災では、避難所や仮設住宅の運営に決定権を持つリーダーは、大部分が男性だけだったと聞きます。そのため、女性や子どものプライバシーや人権への配慮が不足したり、また女性からの意見や相談がしづらく、その結果、本当に必要なものが確保されませんでした。トイレの設置場所、数、照明、ついたてなど、ちょっとしたことで確保される女性の安全、避けられるストレスも多かったと聞いています。1つ1つのストレスは小さくとも、それが重なれば、大きなストレスとなります。避難所生活は1日2日では終わるものでないだけに、尚更です。

 また女性の意見が届かない結果、せっかく避難所に女性に必要な物資が届いても、受け取りを拒否してしまったり、女性が必要な物資を取り寄せられなかったり、その一方でどう配布していいかわからないため、無駄にしてしまったものも多かったと聞きます。

 女性は子育てや介護の経験もあり、女性の視点を取り入れることは、女性だけでなく、誰にでも優しい環境を整えることに繋がります。計画上だけでなく、現場の男性へも、女性の視点の大切さを理解してもらうための周知・啓発を行い、各避難所に女性や子どもへの対応を行う実際に動くことのできる女性リーダーの登用を求めます。 

3番目に、女性に配慮をした備蓄についての提案です。

女性は男性と身体の構造が異なるため、トイレの衛生状況で、我慢をしてしまったり、また入浴できない生活が続くと、女性特有の病気になりやすくなります。

そのためには、携帯用ビデなど、身体を清潔に保つために必要なものを備蓄するよう求めます。また、それらを配布する際も、受け取りやすいように女性が配布したり、配布場所や袋に入れるなどの配慮を求めます。
先ほど提案した有資格者など、健康管理上の注意について話ができる人が配布に立ち会えるようにすることも大切です。
 さらに、女性にとって、基礎化粧品は贅沢なものではなく、乾燥などから肌を守るために必要なものでもあります。また、アイブローなども、欠かせないと考える女性も多くいます。避難生活が長引けば長引くほど、女性にとっては大事なものとなります。

先の大震災でも、救援物資で基礎化粧品が届いたところ、あっという間になくなり、女性たちの表情が明るくなったと聞きます。

 女性が明るい避難所は、避難所運営もうまく回っているところが多かったと聞きます。
男性にとっては、小さなことと思われるかもしれません。しかし、だからこそ非常時には、必要性を伝えることが、もっと難しくなってしまうとのことです。

予め備蓄物資をそろえる時には、女性も参加して考えることが必用です。

以上の提案に対し、お答え願います。