本会議3日目 反対討論をしました。

2012年10月24日 14時42分 | カテゴリー: 活動報告

10月22日 
本会議3日目 反対討論をしました。

 9月27日より第三回定例会が始まりました。今日は、本会議3日目でした。
 今回は35の議案、12の陳情が上程されました。  http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/047/047840.html  http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_oshirase/047/047846.html                               (板橋区HPより)

 庁舎南館改築に関する契約、施設利用料の値上げなど、大事な項目がたくさんあります。 今回、私は施設利用料の値上げについて反対するため、反対討論を行いました。

 小学生や中学生にもわかるように、平易な言葉でわかりやすくを心がけて、討論の原稿を作りました。 下に、その討論の内容を記します。

 板橋・生活者ネットワークが、議案第52号 「東京都板橋区立美術館条例の一部を改正する条例」 ほか11の議案に対する委員会決定「可決」に反対する立場から反対討論を行います。
 今回の使用料の改定は、平成17年度に改定を行ってから、8年ぶりです。
 施設利用料金の改定は、4年に1度の原則の中、4年前はリーマンショックの影響もあり、改定を見送りました。区の財政が、まだそれほど逼迫していなかったためです。
 今回は来年度へ向けて50億円のローリングを要する程、区の財政が逼迫しているため、区民への負担を必要としているという背景があります。
 そして、この改定を実施することにより、平年度効果額が2002万7千円と見込まれています。

 中には、116項目の減額となるものも含まれてはいますが、592項目と圧倒的に増額となる項目が多くなっています。これにより影響を受ける区民が多いことが予想されます。
しかしながら、このことを区民は知りません。多くの区民に関係することを、区民の声を聞かないまま改定してしまうという進め方に、まずは疑問を感じます。

 デフレの中、民間では値下げをする努力もしている昨今、一方では区庁舎南館改築工事はそのまま行われるのに、どうして区民への負担は増やすのか、納得ができる説明がなされないままの値上げです。また、今回の使用料改定は、示されているものは金額ではありますが、その陰には、板橋区として区民の文化や、主体的で自由な活動をどう考えているか、さらに、根本的な受益者負担の考え方や、いわゆる箱物の維持管理についてが問われているものだと考えます。

 日々の暮らしの中で、心の潤いを得られるものとして、趣味やスポーツ、芸術鑑賞などが挙げられます。趣味が同じ人とは、初めての人や、年代が違っても、話が弾むということがあります。このような方たちが次第に集まり、サークルを作ったり、つながりが生まれます。つながりができるということは、「孤独」ではないということです。東京砂漠といわれ、孤独死も大きな問題として取り上げられていますが、まだまだ その対策は不足しているはずです。

 一方、直下型、3連動など、大地震も予想されています。
阪神淡路大震災のとき、いち早く安否確認ができたのは、生協などの顔の見えるつながりのある組織だったと聞いています。町会加入が減少している中、いざという時、いかにたくさんの方とつながりを持っているかが、大事なこととなってきています。
 区民が、自分たちで繋がろうとする活動に対して、区がその活動を支援することが、本来あるべき姿です。また、心の潤いは、心のエネルギーにもなります。どんな年齢の方に対しても、生きがいを持って、喜びを持って活動することに、制限をつけるようなことがあってはいけません。
 独りぼっちの子育てから、つながりのある子育てへ、中高生の居場所として、子どもたちへの未来への投資として、さらに板橋の歴史や文化を知り、理解を深めるためなど、さまざまな区民の活動があります。

 地域センターについて、板橋区のHPを見ると、「地域のみなさんが相互に交流を深め、心ゆたかな地域社会を創っていくための、ふれあいと活動のひろばとして」の集会施設とありますが、まさにこの板橋区が抱く理念を実現化しようと、区民がそれぞれ活動しているのです。お任せではない、区民一人ひとりが主体となる活動が、ここにはあります。

 今回、「受益者負担」という言葉がキーワードになっていますが、このような施設を使って活動している方たちは、自分たちで目標を持ち、取り組んでいる方たちです。すべて自分たちのお金で活動をしているのです。一人ひとりが健康を増進し、心の健康も増進することは、医療費を抑制するなど、区にとっても益となっています。

 また、利用していない人に対して、公平ではないという区民負担の公平性の確保という考え方があります。働いている方は、平日の昼間は利用できない環境にはありますが、そのご家族が利用をしているケースが多いと考えます。
 直接使ってはいなくとも、家族が他者とつながりを作りながら、心身ともに健康に活動する場を持つということは、間接的に納税者である働いている人の利益にも繋がっています。

 そもそも80パーセントを上限にして、受益者負担を求めるならば、区が箱物を作らなくても、民間が作ったものを区民が使う際、20パーセント補助をすればよいことになります。 箱物と言われる施設を作れば、管理が必要になるのは明白です。維持するには長年にわたり膨大なコストがかかります。今回は、それぞれの施設の利用頻度などの考慮もなく、単に原価に対して算出したものです。なぜこの施設が必要なのか、どのように管理していくのか、根本からその存在意義が問われることになるのではないでしょうか?
 箱物建設と、その維持管理をこの先区はどのように考えていくかという点でも、一石を投じたいと思います。

 とかく経済優先とされる社会では、不況のときほどお金にならないものは二の次と考えられがちです。心や成長、文化など、目に見えないことを軽んじ、後回しにしがちです。板橋区だけは、そうではないことを望みます。 

 以上の理由から、この委員会決定に「反対」を致します。

 これで討論を終わります。