地域防災計画の見直しに必要なこと

2012年9月25日 14時34分 | カテゴリー: 活動報告

2012-9―24 

地域防災計画の見直しに必要なこと 

20日、中野サンプラザを会場に「公益社団法人東京自治研究センター」が毎月開催している月例フォーラムに参加してきました。

「防災について」の7月からの3回連続講座で、
 今回は「地域防災計画の見直しに必要なこと」と題して、災害福祉広域ネットワーク・サンダーバード宮城支部、社会福祉法人東北福祉会法人本部の野田毅氏が講師でした。
 野田氏ご自身の3・11当日の体験談も交えながらの内容で、災害は机上の議論では済まないと感じました。 

 災害は、同じことが起きても、それが起きる地域によって、災害になったり、災害にならなかったりします。
 たとえば「雪」です。雪国では、常に対策をとっているので、20cm程度の雪では、災害にはならず、普段通りの生活ができます。しかし、東京では、たちまち都市機能がマヒし、「災害」になってしまいます。

このように、事前に対策を練ることで災害にならないことを、認識しました。 

「災害はいつくるかわからない」 このことを常に念頭に置くことが大切だとのことです。

 今回の大地震の際の、岩沼市では、津波の到達時間の予想を見て、当初避難することになっていた場所に避難するには時間が足りないと判断し、急きょ近くの飛行場に避難するという機転によって全員が助かった事例を挙げ、マニュアルがあっても、その時々で臨機応変に判断をすることが大切だとの説明がありました。 

 地震の際、避難所でなくとも自宅のお風呂を開放したりなど、互いに助け合ったそうですが、「お風呂を開放しても、日常的に関係性のない方は、全く使ってもらえなかった」とのこと。平常時から地域の中で人と人との繋がりをつくっていくことが大切だと再確認しました。町会、自治会、PTA、その他いろいろな地域の市民活動グループに参加して、日頃から地域の中に、関係性を築き上げていくことがいざという時に、役立つのだと思いました。 

 福祉避難所については、仮設住宅ができ、避難所となっていた体育館のスペースに余裕ができたので、体育館に要介護者を受け入れ、福祉避難所としたそうです。
3食冷たいお弁当ではと、すぐ隣にあった公民館の調理実習室を使って、食事を提供しようとしたところ、タテ割り行政の弊害でたらい回しになったそうですが、最終的には、昼はお弁当、朝と晩は温かい食事を提供することができたそうです。

災害が起きたとき、時間の経過とともに、必要なことや優先されることが変化してきます。その時、いかに柔軟に、臨機応変に対応できるか、それが大切だと思います。

また、できるだけ「想定」しておくことが、災害を減らすことに繋がります。 

防災、減災は「これでいい」ということはありません。

「東京都防災計画修正案」が出て、これから各自治体でそれぞれの「防災計画」の見直しに入ります。いかに実効性のある「防災計画」にしていくか、しっかりと取り組みたいと思います。