NO!寝たきりデー 2012

2012年9月18日 13時07分 | カテゴリー: 活動報告

2012-9-15

 NO!寝たきりデー 2012 

 「NO!寝たきりデー 2012 最後は自分らしく逝きたいー在宅での看取りをどう支えるか」に参加してきました。

 今年の4月から第5期介護保険事業計画がスタートしました。地域包括ケアや24時間巡回サービス(板橋区では未実施)などが新たに導入されました。
 住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるための支援が、ますます大切になっています。 

 午前の部では看取りを体験した4人の方が報告をし、午後は医療と介護の連携を取り上げ、「終末期の当事者と家族を支える視点と覚悟」がテーマでした。 

 皆それぞれ家族構成が違います。また、看取る相手が家族ではなく、独居の友人というケースもあります。

 一人ひとり、生活してきた環境も違えば、とりまく環境も違います。100人いれば100様の看取りがあると思います。それが自宅でとなると、尚更です。 

 その中で、とても印象的だったのは、「延命措置」についてのとらえ方です。

 本人や家族が思う延命措置と、医師の思う延命措置への思いが違っているということです。 

 その方の体験では、
「延命措置をしない」というのは、医師の立場では、患者が苦しんでいても何もしないということになり、家族としては、意識がなくなったときに無理やり管をたくさんつけずに、その過程で苦しんでいる時には、緩和ケアなどをして欲しい…というものでした。
 家族にとって、「延命治療をしないこと」が「治療をしないこと」ではないことが、医師には伝わらず、意志の疎通ができていなかったというケースでした。
 私自身も、「延命措置」については同じように思っていたので、家族にも医師にもきちんと伝えることが必要だと、改めて気付きました。

 参加者から「男性の介護への参加」はどうだったのかという質問が出ました。それぞれのケースがあり一概には言えませんが、在宅介護をする際、家族やヘルパー、ケアマネジャーがチ-ムとなっての協力体制が必要で、そのチームの中に男性も入ることが大切だということが話し合われました。

 現在、男性が一人で親や妻を介護をするケースが増えています。男性の場合、地域社会とのつながりが少ないために孤独にもなりやすく、虐待などが社会問題にもなっています。

 制度はできたものの、現場はまだまだ環境が整ってはいません。
病院から退院したものの、医師同士でも訪問診療をする医師を知らなかったり、カンファレンスや退院指導がなされず、在宅医療の環境が整わずにすぐにまた入院するなど、問題は山積みです。訪問看護の看護師も足りないと聞きます。 

 「終わりが見えなくなった時、動けなくなった時、地域密着では対応ができなくなる」という報告もありました。
 グループホームに入っても、医療を入れられないため、訪問看護や訪問リハビリが使えないのだそうです。また今は、たとえこん睡状態でも、安定していれば退院となり、自宅療養となるそうです。

どう介護されたいのか、どう看取られたいのか、そして、どのように介護するのか。
介護者への支援も大切です。

 自分らしく地域で暮らしていくための介護の在り方を、考えていきたいと思います。