大津市 視察報告

2012年9月10日 18時11分 | カテゴリー: 活動報告

2012-9-10

*大津市について

  大津市は天智天皇が近江大津宮に遷都して以来の歴史をもつ古都です。 江戸時代には宿場町として最大となり、交通の要衝地でした。  現在は、京都市や大阪にも近いことから、衛星都市としても発展し、平成17年より中心市街地の人口も増加しています。

  *中心市街地活性化施策について

 大津市の中心市街地はJR大津駅前に広がる大津の玄関であり、多くの人たちが行きかう「まちの顔」でしたが、都市構造や交通体系の変化によって、人通りは減り、商店街は空き店舗が増加し続けています。

*活性化の目標として
 
 駅・港を無ずぶ動線リニューアルによるにぎわいの創出、
 町屋等の活用による複合的都市機能の充実、
 びわ湖湖岸・港における集客・交流機能の強化

をあげ、その目標達成のために、

 大津駅前~大津港エリア、 
 旧東海道を中心としたエリア、
 びわ湖を活かした観光で集客を目指すびわ湖湖岸エリア

の3つのエリアを重点地域と位置づけ、49の事業を展開しています。

  しかし、長い歴史をもつ街ならではの大変さもあり、地域住民の意識の相違や、事業経費の個人負担などの課題が生まれている現状があり、13の事業が未着手状態です。
 その一方で、大津百町の歴史的資源を活かしたまちづくり研究会や、まちなか資源活用方策検討委員会が自主的に発生し、活動をしているとのことです。  

 修景整備事業では、滋賀県初の町屋的マンションがあり、ステータスが生まれているとのこと。 電柱の地中化も始まったそうです。

 事業展開をする中で、明らかになった課題を解決しながら進めているそうですが、その解決策が板橋区に当てはまるかというと、土地の広さや、価格の問題、往来の激しさ等、必ずしもそうは行かないだろうと感じられました。 

 しかし、せっかくのびわ湖が まだ活かしきれていないというのが正直な感想です。 それは、現在のびわ湖湖岸はリゾートや、イベント開催の開発が中心ですが、果たしてそれだけでいいのだろうかと考えるからです。びわ湖に近づくと急にまち並みが変わります。目指すものが大型リゾート地のイメージならばそれで良いのですが、ちぐはぐな感じが否めませんでした。せっかくのびわ湖の伝統、静かさや、自然をもっと活かせないものかと感じました。なぎさ公園のオープンカフェをもっと充実させ、ふだんの時の人の流れを生み出すことも必要だと思いました。

 町屋の活用については、まだあまり進んでいないようで、京都のように(民間の取組みかもしれませんが)、町屋を個別の宿泊施設のようにできないかと、市の職員に話しました。

 市職員の方のお話に、長い歴史を持つ大津に対する熱い思いを感じました。そんな大津だからこそ、新旧が隣り合わせの顔を持つまち並みや、まちの機能をいかに活かすかが、大きな課題になっていると感じました。

びわ湖を臨む

なぎさ公園テナントミックス

市職員からの説明

琵琶湖湖畔に建つホテル

 

びわ湖湖畔の公園

 

びわ湖湖畔の施設