災害がれきの広域処理について考える 2

2012年5月28日 14時56分 | カテゴリー: 活動報告

 青山氏の説明は、たいへん内容が濃くスピーディだったので、すべてを書留め、理解することは難しかったのも事実ですが、それでも話を伺えたことはたいへん意義深く、自分が疑問に思っていたことの応えや、今まで知らなかったたくさんのことを教えていただきました。

 法案自体の問題、汚染されていない地域への汚染拡大の問題、何でも燃やし埋め立てる日本の環境行政の問題(世界においても少ない)、国による自治体への施策の強制による地方自治破壊、民主主義の破壊、既存権益化と利権化の問題など、本質的な課題を次々と指摘していました。
 
 今、街の中心部には「がれき」はほとんどないのに、テレビや広告を出すときには、山積みされている印象を国民に与えるように、誇大な取り扱いをしているとのこと。
 そして、政府は2月にこの災害がれきの広域処理について、9億円の広告代を使って広報したとのこと。
 更に、今年度は「随意契約」で、1つの広告会社と22億円で契約を結び、広報するとのことです。

 この莫大な金額を直接復興支援に使う方が、より早い被災地の復興につながるのにと苦々しく思いました。
 
「制度・組織への信頼度」を測るとき、何に対して信頼するかとの調査に対し、「新聞、雑誌」に対して信頼をすると応えたパーセンテージは、イギリスではわずか14%、アメリカでは26%、ロシアでも29%です。
 それに対して、日本では70%の人が信頼をすると応えています。日本人は、マスコミや新聞記事に影響を受けやすい国民性を持っていると言えます。

 政府が発表していた各県の災害がれきの量も、岩手県は470万トンでしたが、実際は57万トン、宮城県でも、1569万トンと言っていたものが344万トンで、11年分とか19年分というのは間違えているとのことでした。

 このほか、放射能の測定の仕方、基準の問題、会議のあり方等、たくさんの問題があることを教えていただきました。

 板橋清掃工場で本格的に受け入れが始まろうとしている今、区民へのリスクをいかに減らしていくかを、再度要望して行きたいと思います。

 広域処理についての問題は、結局は私たちに返ってくる問題です。広域処理について、これからも課題として取り組みたいと思います。