エネルギーは足りるのか?(田中優氏の勉強会より)

2012年5月14日 16時57分 | カテゴリー: 活動報告

その2

 しかし、そうは言っても、家庭での節電も大切なポイントです。
 が、必要以上の節電は命の危険につながります。
 昨年、私は世田谷区の保坂区長のお話を聞き、板橋区でも東電の前日の電力消費量の見える化(可視化)のため、東電にグラフを提出するように要請するよう区に申し入れしました。
要らない時間帯まで無理な節電をし、命を危険にさらすことがないようにです。
  http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/037/037799.html (板橋区のHPより)

 今までの日本の電気の考え方は、サプライサイド・マネジメント(需要に供給をあわせる)でした。しかし、これからは発電所にあわせて需要を下げさせる(供給に需要をあわせる)デマンドサイド・マネジメントが大切だとのことです。

 日本は世界で最も電気料金の高い国になってしまいました。
それも、大口電力料金は優遇されていて、私たちが日々使う家庭向け電気料金が高いのです。
 家庭でのエネルギー消費量が高いものは、冷蔵庫、照明、テレビ、エアコンです。
これらを買い換えるときに、省エネのものを選ぶだけで、電力量はずいぶん押さえられます。

 この省エネ家電の買い替えに「融資」するという田中優さんの手法も伺いました。
 冷蔵庫を買うときに5年で10万円の融資を受け、安くなる電力料金の分で返済をしていっても、本人は電気代が浮く分得をするというものです。
 この発想は大切だと思います。
 
 節電の次の段階になる自然エネルギーについても、紹介がありました。
 例えば、太陽光発電も発電コストや設置コストが1年で30〜50%削減されていること、家庭向けの太陽光発電システムのこと、一般家庭での太陽光発電と電気自動車のバッテリーを併用することでの総合的な電力供給など、日々技術は進歩していると痛感しました。

 他にも、スマートグリッドについて、資金を日本国内で回すことや経済効果など、たくさんのお話がありました。

 初めから「原発ありき」ではなく、まずは私たちが本当に必要なもの、すでにできることを認識することが大切です。
 そして、原発を動かさなくても電力が足りる日本を再確認し、さらにより良い仕組みを作っていくこと、原発なしでも活性化する社会・経済を形成していくことが、日本の本当の未来へと続くのではないでしょうか?