エネルギーは足りるのか?(田中優氏の勉強会より)

2012年5月14日 16時55分 | カテゴリー: 活動報告

その1

 昨年から、機会のあるたびに、エネルギーの勉強会に参加しています。
 私は、原発に反対です。
 経済より命が大切だと考えます。
 命が保障され、健康が守られてこその経済だと考えます。
 しかし、現実的には、経済が成り立たないのは深刻な問題です。原発に反対するだけでなく、エネルギーについて勉強することは大切だと考えています。
 再生可能な自然エネルギーについて、飯田哲也氏のお話、また研究所の方の勉強会などにも何度も参加し、数ヶ月の間に進歩していることを感じました。

 4月19日は「東京におけるエネルギーシフト」というタイトルで、田中優氏の勉強会に参加しました。
 昨年の5月にも田中優氏の勉強会に参加し、ピークカットで電力が足りることや、電力料金体系のこと、節電、省エネについてなどのお話を伺いました。
 先日、東電が時間帯で電気料金を変えることを発表しましたが、その「ピークカット」について、田中氏は私が知っている限りでも、もう1年以上前から伝えていました。
やっとその発想が電力会社に取り入れられたという感じです。
(しかし、今回提案された東電の料金設定が本当に「ピークカット」になるのか疑問が残ります。)

 4月19日の勉強会でも、電力のピークカットや省エネ、節電の大切さについて新しい資料をもとに、説明していただきました。

 日本は、再生可能な自然エネルギーの技術を既に持っていて、海外にも輸出しています。
あとは、その技術を使う「しくみ」作りが大切です。今の日本では、ここが遅れています。
 また、施設を建設するため、「今すぐ」とはいきません。
 今、原発はすべて止まっています。その間、どうしたらいいのか?
 いろんな方が、このことを心配していると思います。
また、原発推進の方は、この点を質問します。

 節電が先、次に自然エネルギーの順序だと、田中優氏は言います。
節電はコストがかからず、簡単にできる、と。

 LEDが高くて購入できない場合、今使っている蛍光灯の本数を半分にして、それでも倍の明るさを得る方法。(*1)
安価な価格で設置できる 家庭でもオフィスにも活用できる「断窓(だんまど)」(*2)による節電効果など、ちょっとした工夫で大きな節電につながる具体例も交え、わかりやすく、すぐにできる節電方法を紹介してくださいました。
 これは、オフィスの多い東京にとっては、たいへん有効な節電です。電気の消費量がピークの時間帯は、家庭で使っている電力は本当は少ないのです。
 それを、どれだけ節電しろといわれても、限界があります。

 テレビでは家庭の節電について頻繁に取り上げ、まるで私たちの節電如何で、電力が足りるか足りないかがかかっているような雰囲気です。

 家庭の電力は、全体の1/4以下とのことです。私たちが家庭の電気をすべて止めたとしても、今使用している電力の3/4はそのままです。
「家庭のライフスタイル」を変えることでは、解決しないのだと、はっきり教えていただきました。

(注釈)
 ※1 蛍光灯は、後ろにも光が飛んでいます。それを反射させ、有効活用する工夫です。蛍光灯をセットする部分に、銀色のテープ(ガムテープの銀色版のようなもの)を貼ります。それにより、光が反射され、明るくなります。

 ※2「断熱内窓」のことです。既存のアルミサッシの内側に、木製ガラス戸を取り付けます。熱伝導率が1/1800になるそうです。結露も防ぐ効果もあるとのこと。暖房を消す時間が長くなるだけでなく、足元用につけていた電気ストーブも必要なくなり、二重に節電できたそうです。