原発が奪ったもの

2012年4月23日 17時47分 | カテゴリー: 活動報告

 成増社会教育会館主催の「遊びの達人養成講座」について、今回多くの区民の皆さんから心配の声が寄せられました。
 区内の私有地の竹林で、筍掘りや料理、竹細工をするというものです。
 ちょうど今が旬の筍です。興味を持った方も多いことと思います。
実際25人の定員に200人以上の申し込みがあったそうです。

 昨年、板橋では「子どもたちを被ばくから守るための陳情」が出され、全項目が採択されました。
 その内容は下記の通りです。

 ◆給食について
  1、給食による内部被ばくを理由に保護者が弁当や水筒の持参を申し出たとき、相談に応じ配慮すること。
  2、給食の食材に対して放射線量のサンプル調査を継続的に行うこと。
 ◆学校・地域活動について
  3、学校活動・地域活動において、茶摘みや芋掘りなど子どもが体験し飲食し得るものを扱う場合は、極力事前に検査を実施して安全を確認するよう努めること。
  4、被ばく量提言を理由に校内・校外活動を見学または参加させないことを保護者が申し出たとき、相談に応じ、配慮すること。また、成績を公平に扱うこと。 

 今回の講座については、上記の陳情の3番に当てはまります。
 しかし、企画、募集段階では、何の疑問やチェックもなされないまま通ってしまい、募集に到ってしまいました。

成増社会教育会館は、区が管轄する施設であり、区のイベントです。
区民から不安の声が寄せられるまで、その不安や問題に誰も気がつかなかったということが、問題です。

この春、既に何度もニュースにも上がっている筍です。
もっと敏感になっても良いはずです。
しっかりと調べ、結果を公開し、不安を取り除いた上で行うべきです。
この反省をこれからに生かして欲しいと思います。
 今回のイベントは、子どもたちのために良かれと思ってのこと。
そして、例年だったらとても楽しみな企画となるはずです。

原発は私たちの四季の楽しみ、旬の楽しみさえも奪ってしまったのです。