子どもたちのために安心・安全な環境を

2012年4月5日 13時26分 | カテゴリー: 活動報告

 1月に区内の保護者の方の依頼を受けて、ある区立小学校の放射能測定に参加しました。
 その小学校は、ビオトープや菜園もあり、公園も近く、敷地も広く、恵まれた環境にありますが、昨年の原発事故で、かえってそれが不安な要素にもなってしまいました。

 当日は、教育委員会の担当者2人に来ていただき、学校内の気になる場所を測定しました。
 最初に、気になっていた昇降口を測定しました。
そこは、土のグラウンドからすぐ入ってこられるところです。
心配していたほど高くはありませんでしたが、もう一つのグラウンドに面していない昇降口に比べ、数値は若干高めでした。 

 区の放射線測定の仕方ですが、複雑です。

 同じ場所で、20秒間隔で全部で15回測ります。
その15回のうち、最初の3回の数値と、最高・最低の数値を除き、あとの10回の数値の平均を測定値とします。

 グラウンド、砂場を覆っているブルーシート、菜園、ビオトープ、外の手洗い場所の下など、あちこち測定しましたが、心配していたほどの値ではなく、ほっとしました。

 しかし、1ヶ所雨どいの水が落ちる場所があり、調べたところ、明らかに他と違う数値が出ました。
 地上10cm  0,5μSv/h
 地上1mでは 0,13μSv/h  でした。

 1mの地点は、「空間線量」です。空間にあるので、放射性物質は常に移動しています。
しかし、10cmや5cmでの数値は、まさに「そこに放射性物質がある」ということを意味します。
明らかに、1mに比べ高い数値です。
まさに、ミニホットスポットです。
その日の午後、早速教育委員会は、その場所の土を取り除いて除染をしました。

 このような場所が、まだある可能性があります。
 昨年、ある小学校の雨水タンクの下からは、0.33μSv/h、0.35μSv/hの値が測定されました。
このような場所を一つひとつ確実に除染することによって、区内は確実にきれいになっていきます。

 すべての場所を区が測定するのは難しいかもしれません。
 しかし、個人が測定器で校内などを測定し、もし高い数値が出た場合、教育委員会など担当部署に伝えれば、改めて担当部署が再測定をし、対応することになっています。

 子どもたちが一日の多くの時間を過ごす場所だからこそ、少しでも安心・安全な環境を整えてあげる配慮が必要だと考えます。