景観シンポジウムとブラウンシート

2012年3月29日 15時32分 | カテゴリー: 活動報告

ブラウンシート
ブラウンシート
 3月15日の夜、板橋区景観シンポジウムに参加してきました。

 昨年の3月23日に、板橋区は景観行政団体になりました。
そして、8月22日に「板橋区景観計画」を決定し、運用を開始しています。

 昨年3月、このシンポジウムを開催予定だったそうですが、東日本大震災の関係で中止していたとのことです。
 今回は、昨年募集をし、イベントで展示する予定だった「いたばしの景観写真」も展示してありました。
 
 たくさんの作品の中には、見慣れた風景のはっと息を呑むような美しい瞬間がとらえられていたり、板橋区にこういう場所があったんだと、初めて知る場所もあり、どれも力作ぞろいでした。
 
 世田谷区では、毎年世田谷区内の風景を使ったカレンダー(500円)を発売していて、区民の方たちはとても楽しみにしているそうです。
私は、板橋区でもこれらの写真を使って、カレンダー(卓上も含めて)ができないかと、担当部署に提案をしています。

 当日の基調講演では、株式会社GKデザイン機構の代表取締役社長の田中一雄氏が、『美しい街への作法』と題して講演。
 景観・工業デザイナーとして数々のモノを世の中に生み出している立場から、具体的な風景や建造物の例を示しながらのお話は、とてもわかりやすい内容でした。

 中でも「調和」について、「同化調和」と「対比調和」があり、対比調和は「異端」とは違うというお話が印象的でした。「個性の表現」の落とし穴に注意をしなければとのことでした。
 一定のルール、基本を抑えることが大切で、基本は「整え」「なじみ」。
 たとえば、ガードレールの「白」をグレーに変えるということで、街のベースが良くなるとのこと。

 個々のものでも、風景は皆で見ていることを忘れず、「美しい街板橋」を目指し、市民の心、企業の姿勢、行政の決意をあわせることが大切だと締めくくっていらっしゃいました。

 続くパネルディスカッションの中でのお話。
 もうすぐ桜の季節です。
 毎年、満開の桜の下に、お花見のブルーシートが敷き詰められます。
しかし、この「色」はどうでしょうという課題提示でした。
 ブルーシートを「ブラウンシート」に変えた場合の画像を示しながらのお話に、たいへん納得できました。
 会場には、ブラウンシートも展示されていました。
  シートは「敷く」ことが目的ではありますが、それによりせっかくのお花見の景観を崩してしまっては、残念なことになります。
私も、ブラウンシートに変えていこうと思いました。
また、ブラウンシートがあることを、周りの方にも伝えて行きたいと思います。

 もうすぐ桜の季節です。