「ストップ再処理2011 脱原発宣言」 に参加

2011年9月20日 17時37分 | カテゴリー: 活動報告

 日本教育会館で行われた「六ヶ所村再処理工場」に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク(阻止ネット)主催の「ストップ再処理2011 脱原発宣言」に参加してきました。

 初めに。原子力資料情報室の澤井正子さんによる「脱原発社会への道すじ」という講演を聞きました。

 とても、わかりやすいお話でした。
 今年に入って何度も原発についてのお話を聞いていますが、改めて「原発」というものを考えました。
 お湯を沸かすだけなら、こんな恐ろしい危険を犯さなくたっていいのになぁと思ってしまいます。
 そして、そんな危険を犯しても、電気となるエネルギーは1/3だけで、あとの2/3は熱として海へ放出してしまいます。
 よくCO2による温暖化と言いますが、海への温水排水による温暖化の影響も見逃せないはずです。また海水の温度が上昇することで生態系への影響も危惧されています。
 原発は「地球にやさしい」とは決して言えないのにと、今日もまた思いました。
 
 澤井さんによれば、今でも壊れた建屋から2億ベクレルくらいの放射線が出ているとのこと。
 冷却しているし、爆発は起きていないから、もう放射能は出ていないという人もいますが、そうではないということが再確認できました。

 お話の中に、ベラルーシの甲状腺ガンのグラフがありました。
 1995年をピークに子どもの甲状腺ガンの数が減っているように思えます。
しかし、ここには大きな落とし穴がありました。「子ども」対象なので「20歳をすぎると統計からはずれてしまう」というだけでした。
 そして、大人の統計を見ると、1995年以降発生率が増え続けていることが一目でわかりました。
 放射線の影響についてのピークは、いつかわからない。ずっと統計を取り続けて、あるとき前年よりも減っていることがわかったとき、「あぁ、昨年がピークだったのだな」とわかるのだそうです。
 そして、25年経ってもまだ甲状腺ガンが増えているという言葉に、背筋が寒くなりました。
 
 今年の夏は、原発が2/3止まった夏でした。たくさんの方の努力がありましたが、原発の2/3がなくとも夏が越せることが実証されました。
 澤井さんの資料には、CO2をたくさん排出する石炭火力の次に、原発はCO2を排出するとのグラフがありました。
風力の9〜17倍のCO2の排出量とのことです。
そして、これ以外に原発には放射性廃棄物の処分問題があります。
人間は、この放射性廃棄物をなんとかする力は持ち合わせていません。
最終処分場も決まらないのに、そんな危険なものを毎年毎年作り出し、一体どうしようというのでしょう?

 何度聞いても、原発の必要性が納得できない私です。

 講演後、リレートークがありました。
 その中で、宮城県で海産物を扱う「高橋徳治商店」の高橋英雄社長のお話が、胸に突き刺さり、たまらない気持ちになりました。
 今、被災地では自殺が相次いでいるそうです。
 この集会の前日にも、お知り合いの方が自殺をしたという知らせが届いたそうです。
大地震、津波からせっかく命が救われたのに。。。
それも皆さん、苦しい方法を選んで自殺されるそうです。
 ある方は、仮設住宅で割腹自殺をなさったそうです。それが見つかったのは、亡くなられてから1週間後とのこと。。。
 これが今の被災地の現状なのだとおっしゃっていました。

 言葉が見つかりませんでした。

 とにかく、私にできることを見つけてやるしかない。
声を挙げ続けるしかない・・・ そう思いました。