年間20ミリシーベルトの意味

2011年5月20日 13時50分 | カテゴリー: 活動報告

「原発問題とエネルギーの未来」と題した緊急セミナーに参加してきました。丸一日、3人の講師により、それぞれの立場からの、話を伺いました。
 
 とても多くを学び、考えた一日で、書きたいことはたくさんありますが、その中から特に印象的だったことを、紹介したいと思います。

 その中の一つが、未来バンク事業組合理事長の田中優氏の話の中の、「子どもの屋外活動制限、放射線量、年間20ミリシーベルト」の意味についてです。

 1ミリシーベルトというのは、どのくらいの数値なのか?
10万人のうち、5、5人がガンで死ぬという、確率的影響で、これは交通事故の死者と同じくらいとのこと。 そして、1ミリシーベルトの中で生活するというのは、放射線管理区域(レントゲンを撮るときの場所)で24時間暮らしているのと同じ状況だそうです。 
 
 先日子どもの屋外活動制限が年間20ミリシーベルトまで上げられました。これは、1000人に1人死ぬという確率になるそうです。許される値なのでしょうか?

 田中氏によると、チェルノブイリは「子どもから死んでいく社会」なのだそうです。
 事故当時子どもだった人達が大人になった今でも小児甲状腺がんは増え続けています。つまり、遺伝子が傷ついて子孫にまで影響をおよぼしているということです。

 子どもたちは、社会の宝です。 未来であり、希望です。
 
 子どもたちの未来を閉ざすような、子どもたちを犠牲にするような判断だけは、ゼッタイに避けなければいけません。 私たち大人には、子どもたちを守り、安心して生きていける社会を手渡していく責任があります。

 そのためには、校庭や公園等の除染作業(地表を削り取るだけでも放射線量は数分の一に減るそうです。それをビニールに入れ、しかるべきところで処分する等)を行い、先ずは子どもたちの被爆量を下げること。放射線の溜まっていそうなところ(側溝や、落ち葉の集まっているところ、水が長時間溜まっているところ等)に子どもを近づけないなどの具体策を挙げ、提案をしていきます。
 また、区に放射能測定器(できれば放射性ヨウ素・セシウム以外も測れるもの)を購入するよう働きかけたいと思います。