求められる行政の姿

2011年4月16日 19時50分 | カテゴリー: 活動報告

八重桜 
八重桜 
 懐かしい友人に、バッタリお会いしました。
お互いの近況を話し始めた途端、驚きと 悲しさと もどかしさが沸きあがりました。

 友人は、福島県のいわき出身です。
原発事故のため、ご両親が福島から着の身着のままで、避難してきたそうです。
 初めは、友人のご兄弟のお宅に身を寄せ、私がお会いした翌日から、友人宅へと移動するとのことでした。
 本当に着の身着のままだったので、保険証も何も持たずに来てしまったとの事。
それだけ、切羽詰まっていたんだなぁと、伺いながら切なくなりました。

 自分の家に一旦は来てもらうけれど、東京の住宅事情は、そんなに余裕がありません。
 何とか、住む家を探してあげたいと言っていました。
 
 保険証も無く、住宅のこともあるので、区役所へ相談に行くと、これについてはこの窓口で、それについては別の窓口でと、とても大変だったと言っていました。
 こんな時に、時間を作って区役所に出向くだけでも大変な事でしょう。
 お気持ちだって疲れていることでしょう。

 区は、確かに「総合相談窓口」は作ったようです。
しかし、手続きは各課ごとに行っているようです。
 こういう時こそ、被災者やそのご家族の精神的、物理的なサポートのために、スピーディに専用の窓口を作り、総括的に相談ができたり、一ヶ所で多くの手続きができるようなシステムが本当に求められる区のシステムであり、必要とされる行政の姿なのではないのかと思いました。
 そして、いざというときには、すぐにその体制が取れる備えも必要だと感じました。

 また、別の支援をしている方からは、区は被災者に住宅を提供し、毛布もあるけれど、抽選に当たって住宅に入っても、カーテンもなく、そういうものを揃えるのが たいへんなのだと教えてくれました。

 ニュースでは、福島から避難してきた方たちが、避難先の住民の間違った知識によって、さらに心の傷を深くするという、悲しい出来事もあったようです。
 
避難していらした方には、せめて少しでも心穏やかに過ごして欲しいと、願ってやみません。