地震・奪わないこと

2011年3月18日 19時15分 | カテゴリー: 活動報告

 未曾有の大被害がもたらされた東日本大震災から1週間。
街を歩いていると、何かざわついているように感じます。
 先日は、どうしてこんなに道路が混んでいるのだろうと思ったら、2ブロック先のガソリンスタンド待ちの車が、川越街道の一車線をふさいでいました。
 いつも並んでいるパチンコ屋さんと違うところに行列ができているなと思ったら、トイレットペーパーを買う人の列が、店内のレジ前から、外にまでつながって並んでいるのでした。
 パン屋さんの前を通ると、まだお昼なのに売り切れで、棚が空っぽでした。
 
 昨日は、あんなに並んでいたガソリンスタンドは閑散としていました。ガソリンが売り切れとの表示が出ていました。

 日中は人もまばら・・・みなさん、朝一番で買い物に出かけたようです。

 板橋区内でも地域により違い、ある場所では、片面の外壁がすべて落ちていました。新築でも家と玄関の階段の間にすきまができてしまったり、塀に亀裂が入っていたり、塀のタイルが落ちていたりします。マンションの上から見ると、ブルーシートがかけてある屋根も見えました。

 11階建てのマンションでは、エレベーターが地震で壊れて、4月中旬まで部品が揃わず使えないだろうとの貼紙がしてありました。

 私は今、地震の緊急アンケートの活動をしています。
「特に困っていることはない」という人もいます。多くの地域で順番に停電が始まっている一方で、家じゅうの灯りがつき室外機が大きな音を立てて回っているお宅もあります。

 お店のカラの棚や、大きな袋を両腕に提げて歩いている人を見ると、小さなお子さんがいるお母さんやお年寄りの方は、お買い物はどうしているのだろうと思います。
 エレベーターが止まってしまったマンションでは、階段の上り下りだけでも一苦労。外に出られない人も出てきます。

 「備え」は大切です。ボーイスカウトでも「備えよ、常に」といつも言っていました。
 しかし、この時期に、急に備えすぎるのも問題です。
 本当に必要な人のところに、必要なものが届かなくなってしまいます。
 知らないところで、私たちは「奪ってしまう」ことになります。
それは、被災地の人からであり、もしかしたらお隣さんからかもしれません。

 義援金や物資を送ることはとても大切ですが、もっと身近にあります。私たちが買占めに走ったりせず、節電に協力し、少しずつゆずりあって、少しずつ工夫して、落ち着いて行動することが、見えない誰かのためになります。

 周りを見回して、助け合い、協力することもできます。
 
 今、誰でも不安を持っていると思います。
自分では気がつかなくとも、不安を感じていることと思います。
小さい子どもたちも、不安を感じているはずです。
 我が家の息子も、地震酔いで、揺れに敏感になっているようです。
 今、まちで知らない方にも挨拶すると、とても嬉しそうに返してくれます。
いつも以上に、心のつながりを大切にしたいものです。  

 最後になりましたが、連絡が取れなかった母と、昨夜連絡がとれました。
電話と電気は復旧しましたが(ガスはプロパン)、水が出ないので、近くの川の水を汲んで、沸かして使っているようです。
 ご心配をいただきました皆さまに、感謝いたします。